こんにちは!
埼玉県在住の最終学歴高卒の20代男子「しんのすけ」です。
僕は高校卒業後に地元の某運送会社に正社員で就職しました。
倉庫内でトラックの荷物の荷下ろしの仕事から始めましたが、肉体的にきつくて8ヶ月で退職しています。
短期退職してしまったことで、親にも申し訳なかったし、人生がお先真っ暗になりました。
その後、派遣会社に登録してフリーターになってしまいました。
家電量販店で携帯電話販売のアルバイトをしていました。
今は縁あって東京のコンサルティング会社(研修会社)に正社員で転職できました。
一度は人生お先真っ暗になりましたが、ありがたいことに今の仕事は自分に合っていて、会社の人たちとも精力的に仕事ができています。
高校3年の就職活動は、あまりにも情報がなかったと思っています。
世の中にどんな仕事があるのかもわからないし、世間も知らないし、社会人経験もありません。
とても限られた選択肢の中から仕事を選んでいたんだ、と痛感しました。
今はちゃっかり良い仕事に就くことができましたが、ちょっと前の僕と同じように悩んでいる人がたくさんいるんじゃないかと思って、このサイトを始めました。
自分も運送会社を辞めてしまったときに、ネットで色々調べました。
ですが、最終学歴が高卒の人向けの役に立つサイトがありませんでした。
多少役に立つ情報があっても、最後は起業のすすめみたいなサイトも多かったです。
自分と同じような境遇の高卒20代の人に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
目次
高卒の就職の問題点
僕の最終学歴は県立高校の普通科卒です。
高校3年の夏ころに就職活動が始まりました。
ハローワークからきた求人票が貼り出され、わけもわからず見ていたのを思い出します。
正直、求人票の見方もよくわかりませんでした。
「私もそうだった!」という人、いるんじゃないでしょうか?
当然、会社の選び方もわかりませんでした。
ましてや、「どんな仕事が自分に合っているか」なんて考えることもありませんでした。
極端な話、学校に貼り出された求人票が「自分の人生の選択肢のすべて」だと思っていたんです。
※まだ子供だったもので(^^;
本当は、世の中は仕事にあふれかえっているのに、当時は知るよしもありませんでした。
一応、高校の先生にも相談してみたんですが、はっきりしたアドバイスがもらえなかったことを覚えています。
アドバイスがもらえなかった理由は、今になってわかりました。
まず、高校が気にしているのは就職率ではなく進学率です。
就職組の話は優先順位が低かったのかもしれません。※そんなことはないと思いたいですが。
また、社会人になってわかったことですが、学校の先生は民間企業経験者がほとんどいません。
大学の教育学部を出て、そのまま教師になった先生が多く、民間企業経験がないのです。
そりゃ生徒の就職相談にうまくのれないのは納得です。
実は、ハローワークの求人は要注意だった
高校に張り出される求人票は、すべてハローワークからの求人票です。
ハローワークの求人情報の特徴や注意点をまとめました。
- 地元企業が中心
- 実はミスマッチが多い
- 実はブラック企業が多い
ハローワークの別名をご存知でしょうか?
「無料人材紹介」と言います。
「無料」とは、人材が欲しい企業がハローワークにお金を払うことなく、無料で人材を獲得できるという意味です。
反対に「有料人材紹介」もあります。
これは転職エージェントなどのことです。
転職エージェントは求職者と企業をマッチングすることで、企業から人材紹介手数料をもらうビジネスです。
ハローワークは行政、転職エージェントは民間企業が運営しています。
ハローワークだと人材を獲得するのが無料のため、簡単にいうと「お金のない企業」も求人票を出すことができます。
お金のない企業は当然給料も低いですし、ボーナスもないことがあります。
当然従業員の仕事も、忙しさの割に給料が低くなります。
そのため、地元の中小企業の割合が多くなります。
ハローワークには、ブラック企業の求人票もあります。
※くれぐれも言っておきますが、ハローワークが悪いわけではありません。ハローワークは公平です。
実はブラック企業の中には、求人票に虚偽の内容を記載している会社があります。
※「中小企業=ブラック企業」では決してありません。中にはブラック企業もあるということです。
2015年に、ハローワークで求人票と労働条件が異なるケース(ミスマッチ案件)が3926件あったと厚労省が発表しています。
引用元:厚生労働省「平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表します」
これは実際に「求人票の内容が違う!」と声をあげた人数ですから、泣き寝入りした人を合わせるともっとたくさんいるということです。
高校は立場上、ハローワークの求人しか紹介できない
実は、私の父親は高校教師です。
父に聞いたのですが「高校は立場上、公的機関であるハローワークの求人票しか紹介できない」と言っていました。
たしかに、高校はあくまでも教育機関です。
仕事を紹介する際には公的機関であるハローワークの求人しか紹介できないという理屈は納得できます。
そのため、高校に貼りだされる求人情報はハローワークのものだけなのです。
社会人経験のない18歳にハローワークの求人選びは至難のワザ
嘘が書かれているかもしれないハローワークの求人票の中から、社会人経験もない高校3年生が自分に合う仕事を選ぶのは至難のワザです。
そのため、賭けのような企業選びをしている高校生が多いです。
運よく相性の良い会社であればラッキーですが、会社選びに失敗してしまう人も多いです。
※僕もその1人です。
厚生労働省の発表では、高卒で就職した人の3年以内の離職率は40.8%だそうです。
引用元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成26年3月卒業者の状況)を公表します」
当然と言えば当然の結果です。
短期退職は親にも申し訳ないし、転職に不利
高卒で就職した会社を短期退職するのはとてもストレスがかかりました。
まず「親に申し訳ない」と思いました。
親に申し訳ないという人は多いでしょう。
また、短期で退職してしまうと次の転職が不利になります。
「この人はすぐに会社を辞める人だ」と応募企業に思われてしまって、不採用になりやすいからです。
正直「人生終わった…」と思いました。
お先真っ暗になりました。
「自分は一生工事現場で働くんだ…」と真剣に思いました。
※工事現場のお仕事を悪く言いたいのではありません。当時の自分にはそういう思いしか出てこなかったのです。
退職後にフリーターになるのはもっと不利
私は正社員の運送会社を退職後に、派遣会社に登録して、家電量販店で携帯電話を販売するアルバイトをしていました。
正直、楽でした。
アルバイトなので、仕事の責任は軽かったです。
その割に給料は高かったので、満足していました。
そのうち、高校の同級生たちが大学を卒業して就職しました。
同級生たちに聞いたところ、大卒の給料と自分のアルバイトの給料は大して違いがなかったのです。
「アルバイトのままでいけるんじゃないか?」と思い始めていました。
ですが、人生そんなに甘いものではありません。
退職後にフリーターになるデメリット
フリーターになるデメリットの1つは「転職が不利になる」ということです。
僕の場合、最初の運送会社を8ヶ月で退職して、その後フリーターを4年もやりました。
この経歴を履歴書に書くとわかるのですが、けっこうなダメっぷりです。
「我慢ができず8ヶ月で会社を辞めて、その後フラフラしていた人」に見えるのです。
「俺って、ダメじゃね…?」と思いました(^^;
僕は20代のうちに今の会社に転職できたので良かったですが、「もしフリーターを30代まで続けていたら…」と思うとゾッとします。
たぶん、正社員への転職は無理でしょう。
正社員職に転職できるとしても、けっこうブラック企業でしょうね。
大学を卒業して企業に就職した同級生との給料の差もどんどん開いていきます。
※正社員は昇給やボーナスがありますが、アルバイトには昇給やボーナスがありませんからね。
20代のうちに「このままではいかん!」と思い、転職活動をして今の会社に就職できて、本当に良かったと思います。
高卒でも20代のうちであれば挽回できます!
- 最終学歴が高卒
- 高校卒業後に就職した会社をすぐに辞めてしまった
- フリーターになってしまった
- 転職回数が多い
という人でも、20代であれば何とか挽回できます。
今は人手不足の時代です。
「若い」というだけでも武器になります。
であれば、若さが武器のうちにしっかり転職活動すれば、良い仕事に就くことができます。
世の中は仕事であふれています。
むしろ、僕たち側が企業を選ぶ立場でもあると思いました。
だからこそ「しっかりと転職と向き合うこと」が重要だと思っています。
本気で人生を良くしたいという人にとって、役に立つ情報サイトを目指しています。
少しでもあなたのお役にたてば幸いです。
しんのすけ